~自己分析だけしない。面接練習~
こんにちは!
元市職員の〈ハタケ とまと〉です。
今回のテーマはズバリ〈自己分析だけしない。面接練習〉です。
この記事ではコスパが良くて、
本当に効果のある自己分析の方法とその考え方について解説していきます。
この自己分析を行うことによって、面接官を納得させ、
評価につながる回答を無理なくキメられるようになることを目的としています。
いつものとおり、今回の想定読者のイメージ像からお伝えします。
面接に不安のある方
面接で不合格を経験している方
これから公務員試験を受ける方
当てはまらない方は、この記事は参考になりません。
ブラウザバックすることをおすすめします。
一つでも当てはまる方は、ぜひ、読み進めてください。
きっと今のあなたにヒントとなる言葉と出会うはずです。
1.自己分析も、独りでやりますか?
いきなりですが、2つだけ質問をさせてください。
〈自己分析〉と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
一度、「自己分析とは何か」と自分に問いかけてみてください。
過去を振り返って、
「自分とは何か?」
「なぜ公務員になりたいのか?」
などと自分のルーツや、自分の考えを理解するものでしょうか。
それとも、面接での質問に答えられるように、強みや志望動機を言葉にしていくものでしょうか。
どうですか?
イメージしてみましたか?
では次に、実際にあなた自身が自己分析を行っているシーンをイメージしてみてください。
集中できる空間で、
机に向かい、
ペンをもち、
「自分の強みとは?」
「なぜこの志望先を選んだのか?」
と、必死になって自分の考えや思ったことを書き綴っていますか?
いかがでしょうか。
さて、今、自分が自己分析を行っているシーンを想像していただきましたが、
その空間にあなた以外の人はいましたか?
おそらく、ほとんどの人が自分の部屋にこもって、
〈一人で〉自己分析しているシーンをイメージしたはずです。
しかし、ここに大きな誤りがあります。
本来、自己分析をする〈目的〉とは何でしょうか?
面接での質問に答えられるように、
自分の強みや考えなどを把握するためですよね。
しかし、実際の面接では、
あなた自身がうんうん唸りながら自己分析して作った回答は
最終的に面接官によって〈客観的に〉評価される。
つまり、自己分析だけをして作った回答には
〈客観性〉が考慮されておらず
〈主観性に偏った〉回答になりがちなのです。
このように〈客観性が不足〉することによって、
面接官にあなたの考えや思い、意図するところが正しく伝わらず、
その結果〈人となりや強み〉を面接官に明確にイメージさせることに失敗し、
面接での評価が伸びづらくなる。
つまり、合格の確度が下がります。
このような失敗をしてしまう受験者の多くは、
自己分析を〈通過点〉や〈スタート地点〉として捉えてしまっています。
具体的に言うと、面接対策を次のような〈順番で〉行っていることが多い。
よくある面接対策のイメージ
①まず、自己分析を行う
⇓
②自己分析をもとに、面接での想定質問の回答案をつくる
⇓
③本番の予行演習として、模擬面接を受ける
⇓
④面接本番
これが、多くの人が陥りがちな〈自己分析の誤り〉です。
このようなフローで面接対策を考えてしまうと、
先ほどお伝えしたように〈客観性〉が不足し、
〈主観性〉に偏った回答になってしまうのです。
2.自己分析は繰り返すもの
前置きが長くなってしまい、すみません。
ここで先にタネ明かしをします。
この記事のタイトルである〈自己分析だけしない。面接対策練習〉とは
面接対策において、
自己分析だけを〈単体でしない〉かつ〈独りで完結させない〉
ということです。
多くの人が自己分析を〈独り〉で、
しかもそれだけを〈単体〉で行っています。
しかし、これが主観に偏った回答を助長し、
面接で評価されにくい原因となっている。
そこでいよいよ、
本当に効果的な自己分析の方法について紹介させていただきます。
その方法は至ってシンプルで、
想定問答の作成と模擬面接を繰り返して行うというものです。
言葉だけでは伝えづらいので、イメージ図を下記に貼り付けます。
いかがでしょうか。
この方法のポイントは3つあります。
①自己分析を単独で行うのではなく、〈想定問答〉の作成と同時に行う
どういうことかと言うと、
面接でよく聞かれる質問を題材にしながら自己分析を行い、
それを回答の材料として想定問答をつくっていくのです。
例えば『自己PRをどうぞ』『短所は何ですか?』という質問に対し、
「自分の強みは何だろうか?」「短所は何だろうか?」と、
これまでを振り返って自己分析していきます。
こうすることで、無駄がなく〈コスパの良い〉自己分析を行うことができる。
ただし、ここで注意していただきたいのが、
〈いきなり完璧を求めない〉ということです。
公務員を目指す人の多くは〈真面目〉だったり〈心配性〉な人が多い。
そのため、自分でスッキリ納得のいっていない状態のものを人前にさらすことに、抵抗を感じてしまい、自分が納得いくまで自己分析と回答のつくり込みを繰り返すことで、面接までの時間がどんどんなくなっていきます。その結果、〈客観性〉を取り入れるチャンスを逃す。
そして、時間をかけて想定問答をつくってみたが、
自分自身スッキリするような答えを得られずに、
面接本番が迫り、自身のないまま模擬面接を受け、
惨憺たる評価を受ける。
つまり、後悔してしまうことになります。
「もっと早くに模擬面接を受けておくべきだった…」と。
あるいは、自分が納得いくまで仕上げた回答をひっさげ、
満を持して臨んだ模擬面接で、ダメ出しを受け自信を失う。
「もう時間がない…」と。
このような失敗に陥らないためにも、面接での頻出質問に対する回答をつくったら、不完全でもいいので、出来るだけ早期に模擬面接を受けてください。
理想は少なくとも2週間以上前
2週間以上前であれば、2か月でも3か月前でも問題ありません。
筆記試験の結果が出る前でも、とにかく自分の現在地を知ることが大切。
仮に、1週間前だと、取り返せるものも取り返せなくなくなる可能性が出てきてしまいます。
つまり、筆記試験の結果を待ってから動き出していては遅すぎる、ということです。
②模擬面接によって〈客観性〉を取り入れる
客観性を取り込んでいない回答はまさに
『画竜点睛を欠く』、『仏作って魂入れず』という状態です。
つまり、客観性なくして面接官に評価される回答をすることはできない。
そこで、一度作った想定問答をもとに、模擬面接を受けます。
このときに、面接官役の人に
「どんな印象を受けたか?」
「この回答はこういう意図で話したが、どう感じたか?」
と、自ら質問をして、フィードバックを積極的に求めていくことをおすすめします。
こうすることによって、自分が意図した(伝えたかった)ことが
相手に正しく伝わっているかを確認していくのです。
このとき、自分の意図したことと
〈全く異なった印象〉を受けたとか、
〈違和感(矛盾)を感じた〉というフィードバックをもらったら、
その回答は要注意です。
なぜなら、今の回答は誤解を与えているからです。
このような場合は、「なぜそう感じたか」という理由までヒアリングしましょう。
例えば、自己PRの回答でよくあるパターンが、
自分は〈調整力〉についてアピールしたつもりが、
面接官役の相手には『それって、どっちかって言うと、関係構築力じゃないの?』といったように、自分が意図した考えと、相手が受け取るニュアンスが異なることが多くあります。
こうなってくると、言葉としてアピールした〈調整力〉に対し、
違和感(疑問)を持たれた状態となり、自己PRが成立しません。
つまり、せっかくのアピールがノーカウントになってしまう。
こういった、〈ノーカウント回答〉に陥らないように、
模擬面接受けて、
自身の回答を修正するための〈材料〉として、
客観的な視点でフィードバックや感想を受け取ります。
③想定問答つくり(自己分析)と模擬面接を繰り返す
3つ目のポイントとしては
①想定問答づくり(自己分析)と②模擬面接を繰り返すことです。
実はここが〈自己分析だけしない。面接練習〉の最大のポイント。
模擬面接によって得られたフィードバックを元に、回答や表現を見直していきます。
こうすることによって〈客観性〉を自身の回答に取り入れていくことができます。
また同時に、模擬面接で深掘り質問をされたときにしっくりくる回答できなかった質問に対しては、
「その強みはなぜ強みなのか」
「地元だから受けたけど、なぜ地元なのか」
「他の自治体ではなく、なぜその志望先なのか」
といった深掘りを改めて自分に対して行っていきます。
こうすることによって、あなたの回答にシャープさが増し、
面接官に〈刺さる〉表現に仕上がる。
ここで注意していただきたいのが
〈回答そのものを変えてはいけない〉ということです。
(※誰かの回答のコピペや全く自己分析をしなかった回答を除く)
深さは別として、自分なりに考えた回答の中には、
うまくは表現できてはいないけれども、
〈言いたいこと〉つまり自分の考えや思いの〈欠片〉が必ず含まれています。
フィードバックを受けて、
「自分の回答はダメなんだ」と否定してしまうことは、
その欠片さえも否定し、排除してしまうことにつながってしまう。
なので、例えフィードバックの内容が散々な回答があったとしても、
全てを入れ替えることはしないでください。
その中に少しでも自分なりの思いや考えが含まれているのなら、
その部分を軸にもう一度自己分析してみてください。
「なぜそう思ったのか?」
「いつからそう考えるようになったのか?」
「そう思ったきっかけは?」
このように、自分の考えや思いの欠片に対して5W1Hの自問をすることによって、
より自分の考えや思いが回答として表現できるようになります。
その自問によって生まれた回答が、まさに面接官が知りたいことです。
もし、「え?こんなので大丈夫なの??」
と、不安に思うのであればこそ、
もう一度模擬面接でフィードバックを受けてください。
繰返しになりますが、
面接を評価するのはあなた自身ではありません。
面接官です。
〈自己分析だけしない〉面接練習とは
さて、ここで一旦、ハタケが推奨する面接練習における、
3つのポイントをおさらいします。
①自己分析を単独で行うのではなく、〈想定問答〉の作成と同時に行う
②模擬面接によって〈客観性〉を取り入れる
③①と②を交互に繰り返す
ここで一つ疑問が浮かぶと思います。
「この③の繰り返しは何回くらいやればいいのか?」
残念ながら、この往復回数には万人共通の正解はありません。
ただ、私がこれまで面接対策を行ってきた経験上で言うと、
どんなにカン(吞み込み)の良い人であっても、最低2往復は必要。
この2往復で合格ラインを超える人の前提としては、
〈面接基礎力〉が身についていることです。
(※面接基礎力については、コチラから簡易診断を受けることができます。)
面接基礎力があれば、大体7割の人が、
2往復することで、
合格ラインを超えるために必要な〈面接筋力〉がついてくる。
一方で、2往復で合格ラインを超えない人は、
最低でも5往復くらいは必要になってきます。
2往復と5往復の中間がない理由として考えられるのは、
仮に一定の〈面接基礎力〉があっても、
もともと持っている〈客観性〉のレベルが低いか、質が異なるから。
多くの人には完ぺきではないにしてもある程度の〈客観性〉は備わっています。
しかし、客観性のもともとのレベルが平均以下だったり、
客観性のベクトルが面接官目線とズレていたりすると、
頻出質問は対応できても、
予期しない質問や難しい質問、深掘り質問が来た時に、
打ち返しを誤って一気に評価が下がる、といったことが起きてくる。
だからこそ時間をかけて、
面接官視点の〈客観性〉を少しづつ注入しながら、
想定質問に対する回答を丁寧に作っていく必要がある。
なので、時間がかかるんですね。
3.自己分析を一人でやるな
〈自己分析〉という言葉を見てみると、
〈自(みずから)〉と〈己(おのれ)〉という漢字で構成されています。
このような言葉のイメージから、
「自己分析は一人でやるもの」と無意識に考えてしまいがち。
しかし、先述のように、これは完全に誤りです。
自己分析の本当の意味は〈自分を知ること〉であって、〈一人でやること〉ではありません。
ちょっと大げさな話ですが、この世界はあなた一人では完結していません。
人と人がかかわりあって、成り立っています。
だからこそ、自分以外の〈客観的な視点で自分を知る〉こと、
つまり、自分が〈他人からどう見えているのかを知ること〉が大切。
言い換えれば、自己分析とは〈客観性〉をもって自分を知ることです。
自分ではない第三者の視点から、
冷静かつ一歩引いた視点で、
あなたの回答へのフィードバックを受けることで
自己理解は深まる。
そのために、不完全でもいいので、
今のあなたの面接力を模擬面接で知り、
合格ラインまでの距離感を測るんです。
本番に備える模擬面接ではなく、
現在地を知るために模擬面接を受けてください
ちょっと自分に反論してみます
さて、ここであえて私自身の考えに対して反論を試みてみたいと思います。
大学生の頃に、周りも一斉に就活を始めていたと思います。
このとき、複数の企業から内定をバンバンもらう人がいたはずです。
また、公務員試験でも、国家一般職や国税、市役所などから
複数の内定をもらう内定ゲッターがいました。
その理由を本人に聞いてみても、釈然とした答えは返ってきません。
「面接ってそんなに難しいかな?」
「普通に答えればいいと思うんだけど」
と言ったように、その人自身も、
複数内定をもらえた理由を論理的に説明できない。
さらに、こういった人たちに限って、
面接対策に自分よりもたくさんの時間を費やしているわけではなさそうです。
必死こいて自己分析したり想定問答集をせっせと作っているわけでもない。
なぜ、内定ゲッターは仕事内容も地域も異なる志望先から
ことごとく内定をもらうことができるのでしょうか?
すごく大雑把な言い方をすると、
複数内定をもらえる人には〈センス〉があるからです。
この記事では〈客観性〉が大切だと繰り返し述べていますが、
内定ゲッターはこの〈客観性〉を高いレベルで〈センス(感覚)〉として備えています。
言ってしまえば、運動神経抜群な連中です。
経験のないサッカーをやらせても素人より断然うまい。
野球をやらせてみても、それなりにできてしまう。
つまり、あなたと違って〈面接神経〉が抜群に高いのです。
だから、大した準備をしていなくても、
反射神経的に面接官に響く回答を繰り出すことができる。
そして、反射的(無意識)に行っているからこそ、その理由を自分でも説明できない。
まったくもってうらやましい限りですが、
少ないながらもそういった〈面接神経〉の持ち主は実在します。
(かくいう私も面接神経は平凡です)
ただ、ここで注意していただきたいのが、
こうした面接神経抜群の連中と闘う必要はないということです。
持って生まれたか、経験で培ったかは別として、
このような面接神経は一朝一夕で身につくものではない。
そして、その面接神経を持った人というのは全体から見ると、
たった数%の〈希少種〉です。
なので、仮に募集枠が10人の志望先であったとしても、
そこに内定として収まる面接神経抜群の人は、
一人いるかいないかなんですね。
だからこそ、面接神経が平凡なその他大勢から頭一つとは言わずとも、
頭半分くらい、
鼻先だけでもいいので、抜き出ることです。
そのために必要なのが〈客観性〉であるということは、
もう説明の必要はありませんね。
4.〈自己分析だけしない。面接練習〉その先にあるもの
さて、ここまで読み進めていただいた方には、
早期に模擬面接を受けることのメリットと効果をご理解いただけたことと思います。
そこで、この章では早期に〈自己分析だけしない。面接練習〉に
取り掛かることによる副次的な効果を紹介させていただきます。
そのメリットは3つです。
その先① 等身大の自分が、わかる
先ほども申し上げたように、
公務員試験の受験者の多くは真面目で人見知りだったり、心配性だったりします。
つまり、人と自分を比べて、自分自身を〈過小評価〉してしまいがち。
「これまで目立った成果も実績もない」
「あんまり強みらしい強みもない」
「上には上がいるしな」
と、こんな風に自己否定をしてしまいがちです。
しかし、これは誤解であるケースがほとんどです。
公務員試験の受験者(国家総合職を除く)はもともと、
ズバ抜けた能力や才覚を持っている人は少数派。
大多数の受験者は地味だったり、陰キャだったりします。
(傷つけたらごめんなさい)
ですが、そういった人たちが多数を占めるからこそ、
アピールの確度や方向性を少し変えるだけで、
一気に差別化することにつながります。
つまり、自分にとってはただのピンポン玉くらいの大きさに思っていた強みも、
他人から見ると実は、バスケットボールくらい、
少なくとも、バレーボールくらいの大きさであることがほとんどです。
つまり、自分がピンポン玉としか思っていなければ、
それを〈打ち出す力(語彙力、話し方)〉にも無意識に制限がかかってしまう。
「こんなに力強く打ったら壊れてしまうじゃないか」と。
しかし、繰り返しになりますが、
自分ではピンポン玉くらいにしか思っていない長所や強みでも、
最低でもバレーボールくらいの大きさがあります。
だからこそ、ジャンプして力強く打ったとしても、
その強みや長所は決して言葉負けすることはない。
むしろ、力強く打たないと、面接官まで届かない。
喩え話が長くなってしまいましたが、あなたが
「大したことない」
と思っている強みや長所、エピソードであっても、
打ち方(語彙、表現)を変えるだけで、立派なアピールになるんです。
つまり、無意識に自分を過小評価して、
本来の引き出せる力を引き出せていない。
だからこそ、模擬面接で〈客観的に〉フィードバックを受けることで、
過小評価でない冷静な視点で等身大の回答を取り戻すことができるのです。
これが〈自己分析だけしない。面接練習〉による一つ目のメリットです。
その先② 面接筋力が鍛えられる
先ほど、あなたの周りには少数ながらも大きな努力なしに内定を複数ゲットできる高い〈面接神経〉の持ち主がいることを紹介しました。
もちろん、いきなり高い面接神経を手に入れることはできませんが、
誰でも筋トレすれば〈筋力〉がつくのと同じように
いまある力を練習によって高めていくことができます。
そのトレーニングとして有効なのが〈自己分析だけしない。面接練習〉です。
模擬面接を受けることで、
「自分の回答はこんな印象になるのか」
「あ、こういう見方もあるのか」
「自分の強みはAと思っていたけど、実はA´なのか」
といった気付きや学びを得ることができます。
この気付きや学びというのが正に、
〈面接神経〉に代わるもの、
つまり〈面接筋力〉の向上に他なりません。
模擬面接によって客観性を手に入れ、なんとなくでも
「この回答もこうすればより伝わるな」
「言葉を変えればもっとアピールになるな」
とわかってくるようになる。
このように、面接筋力を鍛えることで、
徐々に面接という〈競技〉に慣れて、
どのようにプレイすればいいか、という方法論も身についていきます。
これが身につけば、面接神経抜群!とまではいかなくても、
〈面接上手〉になることができる。
私自身、面接神経は高くなく、
むしろ低かったので1年目の受験は不合格に終わっていますが、
そこから2年目に面接筋力を鍛えていったので、
A日程の第一志望に合格することができ、
早期に受験生活が報われました。
すみません、少し思い出話にそれてしまいましたが、
〈自己分析だけしない。面接練習〉による二つ目のメリットが、
〈面接筋力〉の向上です。
これはとりもなおさず、〈面接官目線〉の客観性を身に付けることになるわけですね。
その先③ 回答の質が向上する
次に3つ目のメリットなんですが、
結論から言うと、回答の質が向上するということです。
どういうことかというと、
副産物① 等身大の自分を知り
副産物②面接官の客観的視点を手に入れる
この二つが備わると、ボーナスポイントのように、
自然と回答の質が向上します。
いわゆる、『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』という状態です。
つまり、敵(面接官)と己(自分)自信を知っていれば、無敵ってこと。
具体的な例としては、
一つの質問で2つ以上のアピールに成功するようになります。
例えば、「志望動機は何ですか?」という質問に対しては
通常だと面接官を納得させることが最低ラインですが、
ここに自己PRや、やりたい仕事を上手にリンクさせてアピールすることができるようになります。
簡単に言うと、ストラックアウトで二枚抜きをやってのけた状態
二枚抜きをすると、獲得ポイントが上がるので、
倍率の高い難関自治体でも合格できる可能性を高めることができます。
むしろ、平均的な倍率である5~6倍を超えるような受験先の場合、
二枚抜きを何度か繰り出すことで初めて合格ラインを越えらる。
もちろん、倍率が10倍前後に達していなければ、
ここまでのレベルは不要ですが、
ある特定の、一つか二つの質問で狙って二枚抜きをすることで、
面接を有利に進め、危なげなく合格することにつながります。
ただ、二枚抜きができるようになるにはそれ相応のセンスと練習が必要。
しかし、私が推奨する方法(詳細はコチラ)で面接対策を行うことで、
7割くらいの方が、二枚抜きを狙って出すことができるようになっています。
もし、合格をより確実なものにされたいのであれば、
コチラからご相談ください。
5.あなたは方法論を学んだに過ぎない
最後まで、目を通していただきありがとうございます。
あるいは、手っ取り早く結論を知りたくて、
とりあえず最後のまとめを見ようとしているあなた、
こんにちは。
ここまで長々と綴ってきた内容は、
いわば方法論です。
方法論である以上、
実践しなければ何も生み出すことはできない。
しかし〈自己分析だけしない。面接練習〉を実践することで、
より多くのことに気付くことができるはずです。
これまで漫然と、漠然と、面接対策を行ってきた人にとっては、
この方法論は単なる詭弁か、自分とは関係ない何か別のものに感じるかもしれません。
でももし、少しでも納得できる部分があれば、
是非、早い段階で模擬面接を受けてください。
辛くて長い受験生活を
最終合格という結果で終えてほしいからです。
さて、一応まとめの章なので、
私が自信をもって推奨する〈自己分析だけしない。面接練習〉の方法をまとめます。
今回の記事は以上となります。
是非、早い段階で、
できれば本番の2か月以上前、
遅くとも2週間以上前に模擬面接を受けてください。
第一志望に受かるために。