何のために公務員になる?
さて、みなさんは何をするために公務員になりたいと考えたのでしょうか?
唐突な質問ですみません(笑)
だけど、この質問って実は奥が深いんです。
例えば、さっきの質問が「何のために公務員になりたいんですか?」と聞くと、給与や安定、福利厚生、といった答えが返ってきやすいです。
目的の対象が「何のため」という名詞的な表現になっているからですね。
一方で、「何をするために?」と聞くと、十中八九、答えに窮してしまいます。
目的が動詞的な表現になっているからですね。
つまり、「何をするために」とは公務員になったあとに、自分がどうしていきたいのか、自分がどのような目的のために働いていきたいかを問うているわけです。
さて、みなさんの答えはいかがでしたでしょうか?
まだ思い浮かんでいない方はスクロールする前に10秒間考えてみてください。
合格したと仮定して、
自分が働いている姿、
そしてその5年先、
そしてさらにその5年先をイメージしてみてください。
いかがでしょうか?
何か頭に浮かんだものはありますか?
少し話題を変えましょう。
みなさんの理想の家庭像は何ですか?
「なにを藪から棒に??」と、おどろいたかもしれません。
だけど、じつはこの質問と冒頭の質問には共通点があるんです。
ですから、ちょっと思い浮かべてみてください。
あなたの理想の家庭像は何ですか?
…
そうは言っても、質問ばかりで恐縮なので、ここは私から。
私の理想の家庭像は、お互いがリスペクトしあいながら、ときに冗談を言い合いながら、笑ったり真剣に話している家庭。
それはパートナーだけでなく、子どもも含めてです。
今のところ、息子は8歳なので、大人びた会話はできませんが、それでも一人の人間として、対等な視点で語りかけたり、諭したり、怒ったり、ケンカしたりもしています(笑)
いつか、親と子でお互いの将来について語り合いたいなと夢見ています。
じつは、こうした理想の家庭像というものは、過去の自分の体験やそれに基づく価値観が反映されているんです。
先ほどの私の例でいえば、「対等な視点」がキーワードになります。
これは、もともと私が小さい頃からいろいろと思考をめぐらす性格だったことが影響しています。一つのことについて深く考えるので、その考えって自分にとってすごく大切に感じられるんですね。
だけど、その考えの結論だけ聞くと、大人からすれば笑い話になったりもします。そういうときはいつも「おれだっていろいろかんがえてるんだ」と内心ぷくぷくしていました。
だから、自分が大人になっても、自分の子どももそうですし、他の子どもの考えも尊重したいと思うんです。
さて、では冒頭の質問に戻りましょう。
「あんたは何をするために公務員になりたいのですか?」
いかがですか?
イメージできましたかね。
「ぼんやりとならイメージできた」
「全く思い浮かばない!」
人それぞれだと思います。
もし、全くイメージできなかったとしても、
大丈夫です。
公務員面接の準備を進める中で、きっとそのイメージは具体化されてくるはずです。
なぜなら、面接で聞かれる質問はあなたが何を大切にして、どのような選択をしてきたかを問う質問があるからです。
そうした質問への回答を整理する中で、
自分の考えや価値観が明確になり、
将来に対するイメージ、
つまり「ビジョン」を思い浮かべられるようになるからです。
ちなみに、私が市役所職員を目指した際のビジョンは
「総理大臣になって日本を変える!」でした。
おや?どうしました?
ここは笑うところですよ(笑)
だけど、当時25歳の時の自分は本気でした。
日本を変えるために、良くするために、
まずは身近な地域から。
そう思って、市役所を志望したんです。
そして、出世して、行政のイロハと知名度を身に付けて、市長選に通って、市長になる。
市長になって実績を出したら、県知事か、国会議員になる。
そして、いずれは総理大臣に。
そうすれば、きっと日本をよくすることができるだろうと考えていました。
ところが、実際は市役所を3年で退職しました。
その後は、業界や業種も異なる仕事を4つ経験して、今に至ります。
一見すると、「ヤマトは何がしたいんだ?」と疑問に思うでしょう。
だけど、市職員を目指したときに抱いたビジョンそのものは変わっていません。
それは日本を良くすること。
公務員面接の突破校は、単なる面接のノウハウやテクニックを提供する場ではありません。
面接対策をとおして、自分を見つめなおし、進むべき方向を見定める。
その力を身に付けていただくことを最終目標に据えて、目の前の面接を突破できるように、全力で支援させていただいています。
そうした支援をとおして、一人ひとりが「何をするために」というビジョンを手に入れ、力を発揮することができれば、きっと日本の未来は今よりもっと、明るくなるはずです。
公務員面接の突破校はそうしたビジョンを実現します。
このビジョンは、私の初めての転職である、公務員面接をきっかけにして、持つことができました。
だから私は、面接が大好きです。
自分を見つめなおし、将来の方向性を軌道修正することで、より自分の理想とする未来に近づくことができるからです。
あなたが今まさに転職をしたいと考えているのならば、きっとそれは、理想の将来像に近づくためです。その理想像は、公務員になることで実現できるかもしれませんし、さらにその先かもしれません。
だからこそ、自らの手で軌道を変えていける力を身に付けていただくために、エンノシタでは面接対策を提供しています。
ここで得た気付きや学びは一生モノのスキルになります。
そのスキルは自身の内にあるものに気付き、理想の未来に近づくための大きな力になります。
だから行きましょう。
合格のその先へ。
そして、その先にある未来であなたらしくあってほしい。
あなたが満たされれば、パートナーや家族、友人、同僚、上司。
きっと多くの方も満たされるはずです。
その総量こそが日本をより明るくするための原動力になると、私は信じています。
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