SCOAは、言語、数理、論理、常識、英語の5つの分野から出題されます。
問題の難易度は、それほど高くありませんが、制限時間内に解ききることが重要です。そのため、早期から対策を始めて、基礎固めをしっかり行うことが大切です。
また、時間配分にも気を付けて、確実に解答できるようにしていく必要があります。
そこで、公務員試験のSCOAを突破するためのおすすめの対策方法を紹介します。
公務員試験のSCOAの特徴
SCOAの問題の難易度は、それほど高くありません。
特筆すべきは問題の数と制限時間です。
問題数:120問
制限時間:60分
1問あたりの回答時間:30秒
いかがでしょうか。
あくまで単純計算ですが、120問すべてを制限時間内に時切るイメージが持てますか?
私はとても持てそうにありません。
そもそも、SCOAは120問すべてを解かせる前提でつくられていません。
どういうことかというと、120問の中から溶けそうな問題を瞬時に判断し、決断していく「思考力」と「判断力」が問われているんです。
もちろん、問題が解けるという地頭的な部分が前提にあっての話ですが、問題自体の難易度は中学校での学習レベルが中心です。比較的難易度が高めのものでも、言うて高校1、2年生レベルです。
つまり、中学校レベルの問題自体は解けて当たり前。
その上で得点を稼ぐためにはどうすればいいか?
それは、解ける問題を優先的に解いていくことです。
ズラリと並んだ120問から自分が得意な分野や、解ける自信のあるジャンルの問題から手を付けていくんです。
SCOA攻略の一歩目 -いきなり模擬試験に取り組め!-
まずは、実際の問題を解いてみましょう。
問題のレベル感を把握するとともに、自身の得意や不得意を特定するんです。
そこで、おススメの参考書を挙げます。
SCOA対策のおすすめの参考書や問題集は、以下のとおりです。
- これが本当のSCOAだ! 2024年度版 【SCOAのテストセンター対応】
- 公務員試験で出る SPI・SCOA[早わかり]問題集
これらの参考書や問題集は、SCOAの出題傾向を把握し、効率的に対策を進めることができます。また、模擬試験も収録されているので、本番の試験に慣れることができます。
真面目に練習問題から始めてもいいんですが、おススメは模擬試験にまず取り組むことです。
制限時間はあまり気にせず、自分の得意と不得意を特定することを目的としてください。
正解か不正解かも二の次です。
苦手意識がなく取り組める問題とそうでない問題を見つけるのです。
SCOA攻略の二歩目 -得意を伸ばし、不得意をカバーする-
得意分野の伸ばし方
得意分野は「早く解くこと」にフォーカスして対策しましょう。
SCOAの制限時間は60分と短く、1問あたりに使える時間は限られます。
そこで、得意分野の問題はとにかく早く溶けるように反復練習を繰り返しましょう。反復は大きな武器になります。誰でもどんなことでも慣れてしまえされすれば、慣れる前よりも短い時間で処理することができます。
得意分野の問題は、短い時間で得点を稼ぐこと!ここを目的に意識において対策していきましょう。
そうすれば、時間を節約できるだけでなく、残った時間は得意ではない分野に余裕をもって投じることができます。
苦手分野の克服方法
苦手と一口に言っても、その要因は人によって様々です。
しかし、苦手の原因で最も多いのは「解き方」を知らないということです。
つまり、コツですね。反対にコツさえわかれば嫌いなものでも処理できます。
例えば、部屋の掃除なんかもめんどくさいけど、短い時間できれいにできる方法を知ればそれほど苦には感じないはずです。
そこで、参考書をベースにして、まずは解き方を覚えていきましょう。
覚えてください。
勉強するとかそういう意識ではなく、ただ覚えるんです。
SCOAの一つ一つの問題自体の難易度は決して高くありません。
つまり、解き方もシンプルなものが多い。
であれば、解き方を覚えてしまえば苦手は確実に克服できます。
具体的には、以下の方法で勉強することができます。
- 解き方を覚える
- 参考書や問題集を読む
- 友人や家族に教えてもらう
- 問題を解く練習をする
- 参考書や問題集の問題を解く
- 過去問を解く
当たり前すぎますが、問題レベルが高くないSCOAならではの対策方法です。
あとはあなた自身がやるかやらないかです。
SCOA攻略の二歩目 -模擬試験を受ける-
SCOAを攻略するポイントとして模擬試験を受けることをお勧めしたいです。模擬試験を受けるときに意識すべきことは、以下の3つです。
- 制限時間に注意する
SCOAは、制限時間内にすべての問題を解ききることが重要です。そのため、模擬試験を受けるときは、制限時間に注意して解答するようにしましょう。
- 解けない問題は捨てる
SCOAでは、解けない問題を解いても、時間の無駄になります。そのため、解けない問題は捨てて、解ける問題に集中するようにしましょう。
- 模擬試験の結果を分析する
模擬試験の結果を分析することで、自分の弱点を把握することができます。弱点を把握したら、その分野の勉強を重点的に行うようにしましょう。
これらのポイントを押さえることで、SCOAで高得点を取ることができます。
SCOAを突破しても公務員にはなれない
さて、SCOAはあくまで面接試験までの足切りに過ぎません。
高得点を取るに越したことはありませんが、仮に8割近く得点できたとしても、確実な合格はつかめません。
なぜなら、公務員試験では、筆記試験の2倍から3倍以上の配点が面接試験に与えられているからです。
ですので、公務員試験において、筆記試験の対策だけに気を取られることは避けるべきです。実際に合否を左右する重要な要素は、面接試験であり、面接対策にも力を注ぐ必要があります。
面接は、あなたの人物像やコミュニケーション能力、対応力などを評価する場です。以下に面接対策の重要性と注意点を述べます。
- 自己分析と志望動機の明確化:
自己分析を行い、自身の強みや成果、キャリア目標を明確にしましょう。また、なぜその公務員職に興味を持ち、志望したのかを具体的に伝えることが重要です。 - ケーススタディの対策:
公務員試験では、ケーススタディと呼ばれる実務に関するシチュエーションに対する対応力を問われることがあります。過去の問題やシミュレーション問題に取り組み、事例について適切な解決策を考える練習をしましょう。 - 社会情勢や公共事業の理解:
公務員は社会情勢や公共事業に関する知識を持つことが求められます。新聞やニュース、政策に関する情報を積極的に収集し、幅広い視野を持つようにしましょう。 - コミュニケーション能力の鍛錬:
面接では円滑なコミュニケーションが求められます。自己紹介や面接官との対話の場を設け、表現力や話し方の練習を行いましょう。また、相手の質問に明確かつ適切に回答する能力も重要です。 - モック面接の活用:
モック面接を受けることで、実際の面接に近い環境で自身の対策を試すことができます。フィードバックを受けながら、自身の課題を洗い出し、改善点を見つけましょう。
以上の点に注意し、筆記試験だけでなく面接対策にも十分な時間と労力を取り組むことが重要です。
公務員試験の合格には、筆記試験の対策だけでなく、面接対策も欠かせません。面接では自身の魅力や適性をアピールするために、準備と練習を重ねて臨むことが大切です。
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