
「公務員としての実務経験があります」
「税務課にいたので、即戦力として働けます」
もしあなたが、このようなアピールで「実務経験者枠(行政実務経験者採用)」を突破しようとしているなら、黄色信号です。
昨今増えているこの試験区分は、一見すると「経験があるから有利」「筆記試験がなくて楽」に見えます 。 しかし蓋を開けてみると、「経験にあぐらをかいた現職公務員」が次々と不合格になっているのが現実です 。
なぜ、即戦力のはずの経験者が落とされるのか?
今回は、多くの受験者が陥る「実務経験の罠」と、合格者だけが知っている「付加価値の作り方」について解説します。
筆記試験廃止の裏にある「残酷な真実」とは?

まず、この試験区分の最大の特徴は、多くの自治体で「筆記試験(教養・専門)の廃止・軽量化」が進んでいることです 。
「勉強しなくていいならラッキー」と思いましたか? 実は、これこそが最大の罠です。
筆記試験がないということは、「人物評価(書類・面接)」の比重が極端に高くなることを意味します 。 実際、多くの自治体では、エントリー段階で数千文字規模の「職務経歴書」や「アピールシート」を課し、二次試験では「プレゼンテーション」や「論文」を行っています 。
つまり、この試験の正体は、 「筆記試験が免除される楽な試験」ではなく、 「高度な言語化能力とプレゼン能力が求められる、ごまかしの効かない試験」 なのです 。
なぜ、「同じ仕事ができます」とアピールする人は落ちるのか?

では、具体的にどのようなアピールが失敗するのでしょうか。 最も多いのが、「経験の平行移動(スライド)」です 。
- 「A市で税務を担当していました。だからB市でも税務ができます」
- 「窓口対応の経験があるので、即戦力になれます」
確かに、あなたは即戦力かもしれません。嘘もついていません 。 しかし、採用側から見れば、それは「等価交換」でしかないのです 。
実務経験者枠を受けるライバルは、全員が「公務員経験者」です。
「税務ができる」「窓口ができる」のは、この枠では「当たり前(標準装備)」に過ぎません。
また、わざわざリスクを冒して中途採用をするのに、「今の職員と同じことができる人」を雇うメリットはありません 。 求められているのは、「今の職員にはない+α」なのです 。
ライバルと差をつける「掛け算」の方程式

では、どうすれば「その他大勢の経験者」から抜け出せるのか。 合格する人は、実務経験を単体で語らず、必ず「掛け算」で語ります 。
【公式:実務経験 × 〇〇 = 付加価値(差別化)】
例えば、以下のような掛け算です。
- 実務経験 × 民間での経験
- 「役所の論理(公平性・予算)だけでなく、民間企業で培った利益追求の視点やスピード感を業務フローに組み込めます」と、官民の翻訳者になれることを示します 。
- 実務経験 × マネジメント能力
- 「実務ができるだけでなく、係長級としてチームを率い、部下を育成した経験があり、組織を牽引できます」 。
- 実務経験 × 特定の専門性
- 「行政事務に加え、ICTスキルや福祉の専門資格など、特定の尖ったスキルを持っています」 。
ただの「水」も、「海洋深層水」となれば見え方が変わります。
さらにそれが採用する側のどんな課題やニーズに合致するのか、ここまでを具体的に示して初めて価値が出ます 。
あなたの経験に何を掛け合わせれば、今の自治体にない「付加価値」が生まれるのか。この視点を持てるかどうかが、合否の分かれ目です 。
面接官が抱く「逃げ」の疑惑とは?

もう一つ、経験者枠特有のハードルがあります。 それは、「なぜ戻るのか?(逃げではないか?)」という疑念です 。
- 「今の職場が嫌になっただけでは?」
- 「人間関係でトラブルを起こしたのでは?」
- 「うちに来ても、また辞めるのでは?」
面接官は職業柄、リスクに非常に敏感です。 この「逃げの疑惑」を払拭するためには、志望動機に明確な「目標」と「目的」が必要です 。
- × 逃げ(離脱): 「今の職場は閉鎖的で…」「もっと幅広い業務がしたくて…」
- → 目的が「ここから居なくなること」になっている 。
- ○ 本質(到達): 「私は〇〇という課題を解決したい(目的)。そのためには、広域行政の権限を持つ県庁(目標)でなければならない。」
- → 目的が「新しい場所で何かを成し遂げること」になっている 。
「今の場所から逃げる」のではなく、「実現したい未来のために、その場所が必要だ」というロジック 。
これを誰が聞いても納得できる根拠を添えて語る。
これが通って初めて、面接官はあなたを「信頼できるパートナー」として見てくれるようになります 。
さいごに

実務経験者枠は、筆記試験対策の時間を削れる分、そのリソースを全て「自分の棚卸し」と「付加価値の言語化」に充てる必要があります 。
でも、
- 「そもそも新卒と経験者採用の違いが分からない」
- 「社会人の面接対策って、具体的に何をすればいいの?」
- 「ぶっちゃけ自分の経験値に自信がない」
もし、そんな状態なら合格はおぼつきません。
ライバルたちが「付加価値」を練り上げている間に、スタートラインで立ち止まっているのと同じだからです。
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